安価でスピーディーなサービスで知られるQBハウス。しかし、その裏には待遇の違いや格差が長期化してきた労働問題が潜んでいるようです。特に、直営店と業務委託店の間での労働条件の違いが指摘されており、労働組合・日本労働評議会（労評）QB分会の組合員らが格差是正を求め、団体交渉の申し入れを再び行いました。既に2022年に一度、同様の団体交渉を申し入れたものの、それは拒否された経緯があります。
🤔 社会保険なし、待遇の不透明さ
業務委託店舗での労働者からの声は切実です。「社会保険は一切なし、有給休暇は取れるか取れないかの状態」。さらに「使い捨て状態の店舗に配属されている」との声が上がっています。QBハウスのシステム内で、直営店と業務委託店の違いや、その待遇の差は明確に存在しているようです。特に、業務委託店には保障が一切ないと指摘されており、この問題は深刻さを増しています。
💸 ヘアカットの価格上昇と従業員の待遇
今年4月、QBハウスは「理美容師の働く環境の更なる向上」を目的に全店でヘアカットの価格を1350円に値上げしました。しかし、この値上げに伴い、直営店の理美容師のみ賃金が引き上げられ、業務委託店の従業員との間には待遇の差がさらに拡大してしまったようです。労評はキュービーネットに対して、この格差の是正を求めています。
この記事を読んで、私たちは日常の中で利用するサービスの裏側にも目を向ける必要があることを改めて感じます。働く人々の待遇や労働環境について、消費者として知識を持ち、適切な選択をすることが求められているのかもしれません。美容院でのリラックスした時間を楽しむ一方、その背景にある労働環境も考慮することで、より良い社会を築いていけるのではないでしょうか。🤝✨
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